ソムリエ試験前夜に飲み明かしていた話

ソムリエ試験談話

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

僕は2013年と2015年にソムリエ試験を受けました。2013年にワインの魅力に気付き、その勢いのままに「ソムリエになるぞ!!」と言い始め、勉強をせかせか始めました。

 

 

お先に伝えておきます。僕はソムリエの資格を持っていません。つまり、2回とも試験に落ちました。ただし、一次試験には2回とも合格しました。ちなみに一次試験の平均合格率は約40%と言われていた頃です。

 

 

2人に1人は落ちる試験に僕は2回とも合格しました

 

 

ま、二次試験で不合格だったらソムリエにはなれないので(←当時は二次試験に合格すればソムリエになれました。現在は三次試験まであります)、あまり自信を持って言えることではないのですが・・・(ちなみに当時の二次試験の平均合格率は90%です。10人受けたら9人受かる試験で2回も落ちたのが僕・・・笑)。

 

 

でですね、僕、2013年当時28歳だったんですけど、今よりも圧倒的に飲みに行ってたんです。隙あれば飲みに行き、翌日もまた飲みに行き、休日にも飲みに行くみたいな。そして、ソムリエ試験の勉強は思った以上に重たい内容でした。いや、簡単に合格するだなんてもちろん思ってなかったんですけど、英語にイタリア語、フランス語にドイツ語が混ざり合った、まるで「”ソムリエ試験”という名のオリンピック」は過酷そのものだったんです。

 

 

そして、来る試験前日。今まで勉強してきた自分を信じつつもギリギリまで教科書とにらめっこ。最後に見たページから問題が出る奇跡もワンチャンありえることを知っていた僕。なんとか勉強机にしがみつき、切れかけた集中力を何度も何度も呼び戻しながら勉強に励みました。

 

 

ですが、そんな努力も虚しく、僕は全集中力を使い果たしてしまいました。時刻は0時。勉強しないんだったらさっさと寝る準備をするべきタイミング。わかってます。明日が本番。万全の体調で試験に臨むことが合格への第一歩であることくらい・・・。

 

 

はい、全集中力を使い果たした僕はお酒を欲しました。結果、0時を過ぎてから30分後に僕と当時の恋人は居酒屋にいました。試験の前夜祭です。

 

 

僕:「今まで頑張ってきたんだ!!大丈夫!!きっと合格できる!!」

 

 

たまに自信過剰になることがある僕(今も変わらず笑)。そんな僕が現れたのがまさかのソムリエ試験の前日。

 

 

恋人:「おいおい、試験を受けるために2万も払ったんでしょ??ホントに大丈夫なの??」

 

 

きっと「こいつ、ドアホだな・・・」って思ってたことでしょう笑。でも、「夏の暑い日」「前夜祭」「今まで頑張ってきたご褒美」なんていうフレーズがどんどん僕の中に降ってきたんです。そして、そんなフレーズの数々は僕の足を居酒屋へと向かわせたんです。

 

 

そこからは全力の120分飲み放題コース!!

 

 

僕:「刺身に焼き鳥、だし巻きに塩辛!!

居酒屋に来てしまったんだ!!

もう引き返すことはできないんだ!!

満足のいくまで飲み明かそうじゃないか!!」

 

 

ってことで、全力でソムリエ試験前夜に飲み明かしました。今でも覚えてます。背徳感をまとったビールとハイボールは別格の旨さであったことを・・・。

 

 

ただ、何が不思議だったかって、ひとつも二日酔いの症状はなく、なんならほどよく緊張感が抜けた状態で一次試験に臨むことができました。

 

 

あまり張り詰めた状態で試験を受けたら本領発揮できなかったかもしれない(←受かったからこう言える笑)。これからソムリエ試験を受けようと考えている方、一次試験は暗記です。なのでしっかりと準備してきた自信があれば、前日は羽を伸ばしてリラックスするのもアリですよ??やりすぎないようにだけどうぞお気をつけて。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。