こんばんは(*^-^*)西舘です。
明日はデート。映画を観て、カフェに行って、少し歩いてごはんを食べて、それで帰るのもあれだからバーなんかに恰好つけて行ってみようかななんてプランをベッドの中で妄想しているあなた。でも、バーなんて全然知らないし、「うちらが行っていい店なのかな・・・」なんて不安を少し抱えていました。
あなた:「ま、とりあえずどんなバーがあるのか調べるか!」
ということで、地元のバーを探すためにスマホを取り出したあなた。
「バー ○○←地名」で検索するとそこには・・・
無数のバーの情報がこれでもかってくらい書いてある・・・。
あなた:「えーー!?ありすぎて全然選べなーい!!」
そうですよね。ネット上には何十ページにも渡ってたくさんのバーの詳細が載っています。この中から一つだけ選べ!って方が酷な話です。
でも、「○○ちゃんとバーに行くんだ!」と心に決めているあなたへ、現役BAR屋の僕が少しだけデートで使いやすいバーの正しい探し方をお伝えしましょう。
どこのバーに行ってもふたりの会話が盛り上がれば楽しいはずです。ですが、せっかくなら「素敵なバーだね!」「雰囲気良いよね!」って言わせたいじゃないですか。そのお手伝いをさせていただけたらと思います。では!
[好きな子とバーに行きたい!]デートに最適なバーの正しい探し方
※今回は、検索エンジンで「バー 札幌」と入力した場合を想定してお話します。
①各グルメサイトのバーランキングは一切信じない!
さまざまなグルメサイトが乱立している現在ですが、どのグルメサイトにもだいたい「おすすめのバー」みたいなページがあります。
ですが、その記事で紹介されているバーがデートに最適かどうかって言われると現役バーテンダーの僕に言わさると非常に懐疑的にならざるを得ないですね。
たとえば、「バー 札幌」で検索すると、「札幌のおすすめバー〇選」みたいな記事がたくさん出てきます。そこに載っているバーを見てみたんですけど、正直「え?なんでおすすめ?」みたいなバーがたくさん載ってます。
僕がそう思うのはなぜか。
それは、「おすすめバー〇選」って記事のほとんどは読み手のターゲットが定まっていない状態で書かれているからです。
見ている人がデートで行きたい人なのか、ひとりで行きたい人なのか、友人と行きたい人なのか、会社の飲み会帰りに行きたい人なのか。選ぶべきバーってどれもこれも違いますよね?たとえるなら、「おすすめピザ〇選」って記事の中に有名イタリアンレストランも入ってるしデリバリーピザも入ってる感じです。
実際、某グルメサイトで「札幌のおすすめバー〇選」って記事があるんですけど、そこに載っているお店をスクロールして見てみたところこんな感じでした。以下に記載します。
①完全なるダイニングバー。ガヤガヤしてる。20代前半orパリピ系団体さま向け的。
②スイーツ系バー。スイーツ目的以外だとマッチしないか。
③オーセンティックバー。店内約10席。照明かなり暗め。20代が行くのは自殺行為な雰囲気。
④ワインバル。「バー」というカテゴリーでさえない笑。
➄「デート!」って感じのバー。ここはオススメできそう。
どうですか?記事通りのイメージを持ってデートで行ったとしたら「ほんと良かったー!!」って思えそうにないですよね?
信じるべきはグルメサイトではないってことをまず前提として覚えておきましょう。
②席数が30席~50席のバーを見つける!
想像してみてください。席数が10席のバーってかなり小さいイメージがありますよね。そしてカウンター席以外はほとんどないバーがほとんどです。つまり、席数である程度のバーの雰囲気がわかります。
カウンターしかないバーってどんなイメージですか?常連様がウイスキーのロックを片手にバーテンダーと会話をしながら過ごしているみたいな感じですよね。
実際にそんな感じのバーが多いように思います。フルーツを使用した女性向けのカクテルなんかももちろんありますけど、ちょっと雰囲気的に重たいです、正直。照明も暗め、加えてこういうバーにはメニューがなかったりもします。つまり、バーやお酒についてある程度知っていなければいけないってことです。
なので、席数はどの程度パブリックなバーかを測る大切な要素です。
デートで客層が濃すぎるバーには行きたくないですよね。たとえば、常連様っぽい人ばっかりのバーとか。「あ、うちらアウェイじゃない?」って100%なりますからね。
席数が30席~50席あるバーは必ずと言っていいほど新規でいらっしゃってるお客様が少なからず一組はいることが多いです。つまり、空気感が開放的なバーがデートには最適です。
③「ググる」に加えて「タグる」でリアルな店内を見る!
①と②の工程でデートで行くべきバーの数はかなり絞られたはずです。そして、「あ、ここ良いかも!」ってバーも数軒見つけたことでしょう。
で、最後に、デートに最適なバーを決める仕上げ作業としてオススメしているのが、「ググる」+「タグる」です。
「ググる」はご存知ですよね。「Googleで行きたいバーを直接検索する」ことです。そのバーの自社ホームページやグルメサイトのページが一気に表示されます。
ですが、①でも述べましたが、そのバーが主導権を握った状態のページには素敵に加工した写真や最高の角度から撮られた写真しか使用されていません。そりゃそうですよね。広告なんですからきれいに繕うのは当然です。実際に僕もカクテルの写真をすべて一眼レフで撮影したあとにアプリで加工してホームページやSNSに投稿していますし。
(あ、嘘の写真が貼ってあるって意味じゃないですよ。リアルな現場感に欠けているって意味です)
なので、加えてオススメしたいのが「タグる」ことです。
「タグる」とは、「ハッシュタグで検索する」ことを言います。twitter、instagramを代表とするSNSで一般のお客様がそのバーに行った時の投稿を見るんです。
一般のお客様はSNS上で嘘をつきません。わざわざ楽しくなかった時の写真や美味しくなかったお酒の写真を投稿しませんよね。汚い店内や不潔な店員さんも撮らない。つまり、写真がリアルです。で、その場でお客様がお客様自身の目線からスマホを使って撮影したものばかりなので実際に自分がそのバーに行った時にのイメージに限りなく近いです。
具体例を僕が働いているバーの写真をinstagramで比較してみましょう。
↑これは僕が撮影して投稿した写真、つまり「広告」。
↑これはお客様がタグ付けして投稿してくださった写真。
お客様が撮ってくださった写真もなかなかきれいですよね。つまり、僕が働いているバーはお客様がスマホで撮っても映えるカクテルがあったり店内がシックであるってことです。(自画自賛すいません笑)
※instagramの場合は「スポット(バーがある場所を貼り付ける機能)」で検索するのもいいですよ。ハッシュタグよりもスポットでリンクさせている人も多いので。
関連記事:[素敵なバーを探す時はタグれ!]ハッシュタグ検索を最大限活用するためのヒント
まとめ
[好きな子とバーに行きたい!]デートに最適なバーの正しい探し方について書いてみました。
バーって他の飲食業態と違って行ったことがある人とない人のイメージに大きな差がある業態です。常連様は気軽に通ってるし、初めて行く人は敷居が高いと思ってることが多い。だからこそ下調べが非常に大切になってくるんです。
関連記事:現役「BAR屋」が徹底解説!「バーは敷居が高い!」は本当か!?
デートでバーに行きたいあなたに最高の時間と空間を過ごしていただきたいので、ぜひ上記3つの方法を駆使して最適なバーを探してみてください。
yuki_nicccy
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